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脳からは常に脳波が発せられているのですが、その周波数から幾つかに分類されます。

β波は14~30Hzの脳波であり、日常生活で一般的に発せられています。これに対して、α波は8~13Hzの脳波で、目を閉じた状態、あるいはリラックスした状態を保っていると、後頭部を中心に発せられます。座禅などで瞑想を続け、頭の中がクリアになった状態で多く発せられるのもα波です。

実は、座禅など格式張ったことをしなくても、呼吸法をマスターすることで、α波優位の状態を作り出すことが可能です。「セロトニン欠乏脳 キレる脳・鬱の脳をきたえ直す(有田秀穂著、NHK出版刊)」によると、従来の吸気中心の横隔膜呼吸ではなく、呼気中心の腹筋呼吸を20分から30分リズミカルに続けることでα波が発せられ、雑念が払われたクリアな状態になります。

呼吸法をマスターすれば、このようにアルファ波優位の状態を意図的に作り上げることができるようになります。

呼吸と交感神経・副交感神経

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交感神経は、英語でFight and Flightと呼ばれることから分かるように、激しい活動を行っているときに活性化する自律神経です。アドレナリン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質を放出されることで活性化し、血圧や心拍数の増加、瞳孔拡大、発汗などの症状を引き起こします。また、気管は弛緩し膨らむ方向に働きます。

これとは逆に、副交感神経は沈静化にかかわる神経系で、血圧や心拍数の減少、瞳孔縮小などの症状を引き起こします。また、気管が収縮する方向に働きかけます。

「心もからだも「冷え」が万病のもと」(川嶋朗著、集英社刊)によると、息を吸うのは交感神経が、息を吐くのは副交感神経が担当しているとのことです。このため、緊張状態での低体温には長く深い呼吸を、弛緩状態での低体温には短く浅い呼吸がおすすめだと紹介しています。

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